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こんな人への注意喚起の記事です。
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投資に興味を持った方は誰でも多かれ少なかれ「資産を大きくしたい」という欲求があるのではないでしょうか?
資産を大きくしたいという気持ちは真っ当なものであり、その方法として投資は健全な方法の1つだと考えています。
しかし、投資にはしばしば冷静な判断を邪魔する「誘惑」があります。
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ここまであからさまなものではないものの、「手っ取り早く儲けたい」という潜在的な意識が判断力を鈍らせることは誰にでも起こりえます。
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そんな訳でこの記事は、
● 私が値上がり傾向だった商品に投資して損をした体験談
を、紹介致します。
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”目先の利益”に目が眩むその社会背景
「失われた20年」とか「失われた30年」とか日本がデフレに陥って久しいです。
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業種にもよりますが、多くの日本企業は勤続年数が長くなるにつれて給与が上がり、かつ、一旦上がった給与は下がりにくい仕組みになっています。
いわゆる年功序列の給与体系で、これそのものは長い間ある企業に勤めようと動機付けのできる優れた仕組みだと思います。
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しかし、デフレが長期化している日本では人件費全体を上げることが難しい状態にあります。
これがどのような影響を及ぼしているのでしょうか?
まだデフレが本格化する前の90年代に入社した方々の給与は一旦上げてしまったので下げにくい。
しかし、会社全体の人件費は上げられない。
結果として、現在の日本は若者ほど給与所得は上がりにくい社会となりました。
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そのような状況では投資に対してつい短期的に利益を求めたくなるのも無理からぬことかと思います。
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右肩上がりの商品に投資して稼ごうとしたものの…
※本項の内容は私の投資の実績であって、特定の銘柄への投資を推奨したり抑止したりするものではありません。投資信託への投資は元本割れのリスクもあります。投資はご自身のご判断に基き行うようお願い致します。
上の図は東証REIT指数の推移を示したものです。
実線矢印は過去の指数の推移です。
当時、私は過去3年間で右肩上がりのこの指数を見て、この先破線矢印のように推移するだろうと予想しました。
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ところが実際は下図のように推移致しました。
甘い見通しは見事に裏切られ、東証REIT指数はそのまま下落トレンド入り。
私は泣く泣く損を確定させたのでした。
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ただし、不幸中の幸いだったのは、
● 投資していたのは楽天ポイントだけだった
● 損切りして間もなくコロナショックが訪れた(結果的に損を最小に抑えられた)
以上の点です。
考えようによっては投資に挑戦した出鼻から良い勉強ができたのかもしれません。
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まとめ
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● 上昇トレンドの商品に投資しても短期的に利益を出せるとは限らない
● 投資は手っ取り早く稼げる方法ではない
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ありがとうございました!!
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