【尺度の必須条件】これが妥当性の種類だ!!

臨床研究への道程

備忘録として臨床研究について学んだことを記します

今回は測定の妥当性の種類について解説致します

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【復習】妥当性とは?

測定における妥当性(validity)とは、「目的としているもの(概念)を測定しているか」ということです。

「ずれ」と呼ばれるものです。

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基準関連妥当性

ある概念Cを測定することを目的とする尺度Aの測定結果が、同じ概念Cを測定することを目的とする別の尺度Bの測定結果とどの程度関連があるかを示したものです。

つまり、

尺度A → 概念Cを測定する目的で考案したが、果たして概念Cを測定できているか確証がない

尺度B → 既存の尺度で概念Cを測定していると専門家のコンセンサスが得られている

尺度Aの結果と尺度Bの結果に相関関係があれば、尺度Aも概念Cを測定しているはずだ

こんな感じの考え方です。

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内容的妥当性

ある概念Cを測定することを目的とする尺度Aが、概念Cを網羅的に測定しているかということを示したものです。

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例えば、理学療法士の国家試験では、臨床現場で理学療法を提供するのに必要な一定水準以上知識を備えているかを測定することが目的となろうかと思います。

この場合に

① 解剖学、生理学、運動学、人間発達学、病理学、臨床心理学、臨床医学、リハビリテーション医学、理学療法学のそれぞれの分野から5~10題ずつ出題される

② 足部の解剖だけで100題出題される

どちらが内容的妥当性が高いと判断されるでしょうか?

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この場合は深く考えるまでもなく①でしょう。

測定しようとしている概念にはある程度の範囲が存在し、その範囲には様々な要素が含まれます。

それら要素を極端な偏りなく網羅的に測定することで、その尺度の結果が目的としている概念を測定した結果だと言えるのです。

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構成概念妥当性

ある尺度において目的としているもの(概念)を測定しているか示したものです。

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あれ?ちょっと待って、
それって冒頭に述べた妥当性そのものじゃないの?
今まで説明した妥当性の種類って何だったの?

そのようにお考えになったあなたはとても鋭いと思います

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こういった信頼性や妥当性といった概念を、

明確に定義したり

分類したり

測定方法を考案したり

するのは、心理学の一領域だそうです。

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そのような学問領域でも

妥当性には、〇〇妥当性、△△妥当性、××妥当性、□□妥当性、
他にも、い~ぱい妥当性があるんだぁ~!!

という主張がなされる一方で

実は、「妥当性=構成概念妥当性」じゃねぇの?
その他の〇〇妥当性は、その尺度の構成概念妥当性の程度を計る手段じゃねぇの?

という意見もあるようです。

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現在、妥当性の種類についてどのように結論付けられているのか調べ切れておりませんが、
大事なことは妥当性は様々な側面から検証されるものだということは理解できました

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ちなみに、その他に提唱されている妥当性としては

収束的妥当性

弁別的妥当性

因子妥当性

表面的妥当性

論理的妥当性

併存的妥当性

予測的妥当性

内的妥当性

外的妥当性

交差妥当性

差異妥当性

少し調べただけでこれだけあります。

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これらを全て調べていてはいつまでも臨床研究を始められませんので、
当サイトではこれ以上言及致しません(笑)

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最後に

今後も臨床研究に関して学んだことを記していきたいと思います

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ありがとうございました!!

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