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今回は私も持っている教科書の中から、脳画像に関するものを厳選して5冊紹介致します。
この記事を通して、 脳画像の見かたを勉強して、それを臨床に活用するために有用な教科書 を皆様にお伝えします。
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- CTと各種MRIが何を描出するのに優れているかが分かる
- 脳領域の機能解剖と脳画像上の同定法が分かる
- 脳梗塞、脳出血、くも膜下出血、頭部外傷と病態別に画像を見るポイントが分かる
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- 全てカラーで簡略化された図表が繰り返し登場して分かりやすい
- 脳の部位別だけでなく各部位がどのように線維結合してシステムとして作用しているのか理解しやすい
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- 脳画像の水平断・矢状断・前額断という各断面を、CT写真・CT写真のイラスト・MRI写真・MRI写真のイラストと様々な種類の図で示している
- 脳の各血管の潅流域を水平断・矢状断・前額断という各断面でカラーイラストを用いて図示している。
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- 代表的な高次脳機能障害の定義、臨床症状、評価方法、責任病巣が示されている
- 代表的な高次脳機能障害に対するリハビリテーションの基本方針、対応方法の具体例、リハビリテーションプログラムの具体例が示されている
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- 運動学習を可能とする神経機構が示されている
- 運動学習理論をリハビリテーションに応用する上での基本的な考え方が示されている
- 実践編として、現場で活躍する療法士が症例検討の形式で問題の分析、運動学習のターゲット、リハビリ介入の経過を示している
- 実践編/理学療法編は脳卒中・移乗動作、脳卒中・歩行、パーキンソン病・歩行など、疾患と課題動作によって症例提示されている
- 実践編/作業療法編は脳卒中・調理動作、脳卒中・箸動作など、疾患と課題動作によって症例提示されている
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最後に
いかがだったでしょうか?
脳画像を見る上では
● どの撮像方法の画像を見ればよいのか?(自分は何を見たいのか?)
● 画像のどこに何が写っているのか?
● 脳の損傷によってどのような障害が起こるのか?(局所の障害だけでなく様々な場所が機能的に連携した神経システムの障害も起こりうる)
● 脳の損傷によって生じた高次脳機能障害や運動障害をどのように分析し、どのように対応するのか?
以上のことまで考察して初めて「脳画像を見た」と言えるかと思います。
そのため私の場合、脳画像を見るために様々な視点から書かれた教科書を活用しているのが実際です。
皆様のおススメの教科書があればコメントを頂ければ大変勉強になります。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました!!
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